はじめに
今回はジョン J. レイティが著した
「脳を鍛えるには運動しかない」を超簡潔にまとめました。
ジョン J. レイティ先生はハーバード大学医学部の教授だそうです。
その肩書だけで説得力が半端ない。
こんな人におすすめ
・記憶力の低下を感じている方
・学習効率を高めたい方
・鬱、精神疾患を持っている方
・私生活で倦怠感や、やる気がおきない方
・ストレスの多い生活を送っている方
運動により分泌される物質と効果
BDNF(Brain-Derived Neurotrophic Factor/脳由来神経栄養因子)
脳の海馬に高濃度に存在する物資でニューロンを新しく作り出しシナプスの伝達効率を高める。
すなわち、記憶力・学習能力の向上に効果があります。
また、加齢やストレスが原因でBDNFも減少するといわれています。
セロトニン
落ち着きや不安を減少させる効果があり
うつ病やパニック障害、社会・社交不安障害などの精神疾患の改善効果があります。
また、誰かと一緒にいるだけでも分泌される物質なので
一緒に運動する人がいると効果が高まります。
具体的な効果～ネイパービルの奇跡～
運動によって分泌される物質とその特徴・効果についてわかったところで
どれくらいの効果があるの？というのが気になります。
本内では「ネイパービルの奇跡」という事例が紹介されていました。
ネイパービルとはアメリカのイリノイ州にある都市の名前です。
そのネイパービルにある学校で行われた方法で
学力がアップしたという事例なんですが
簡単にまとめると
やったこと
・1時限目の前に0時限目を追加
・0時限目には体育(有酸素運動)を行う →最大心拍数(220-年齢)*80～90％の心拍数で10分のランニング
結果
・理解力テストで17%の向上
・学力テストでは
数学科目で世界6位、理科の科目で世界1位
また、近隣の学校も同じように運動を取り入れたところ
学力アップはもちろん、校内の暴力事件が半分以上減少など
精神・社会的な面での結果もあったそうです。
確かに奇跡といえるほどの
にわかには信じがたい
効果があるようです！
具体的な運動
「先祖の活動を真似しなさい。つまりランニングやウォーキングをしなさい。」
だそうです。
つまり、私たちの先祖が狩りをしていたように歩いたり走ったり
・30分～60分の早歩き
・最後に100mのダッシュ
を週に4回行いましょう。
効果を高めたい方は毎日行っても大丈夫です。
また、他の運動でも効果はあります
が、
有酸素運動が人の体に適しているそうなので、
筋トレのような無酸素運動よりも有酸素運動で
息が切れるくらいの負荷で心拍数をあげるのが効果的です。
さいごに
いかがでしたか
運動
いいですね
上記以外にも
・週2回の運動で認知症の確率50%減
・うつ病の改善を観察したところ薬よりも効果あり。しかも副作用なし！
などの効果もあるそうです。
もう運動するしかないでしょう！
脳内でBDNFがドバドバ出ているイメージで運動しまくりましょう！